エアコン洗浄は自分でできる?大分市のプロが語るDIYのリスク
「ホームセンターのスプレーで自分でやってみました」——大分市内でこのようにおっしゃるお客様が来られるとき、残念ながら状態が悪化していることが少なくありません。本コラムでは、DIYとプロの分解洗浄の違い、そしてDIYが逆効果になる理由を実例をまじえて解説します。
DIYでできることとできないこと
市販のエアコン洗浄スプレーでできる範囲は「熱交換器の表面にスプレーを吹きかける」ことだけです。吹き出し口やフィルターを外した状態でスプレーし、汚れを下のドレンパンへ流す仕組みになっています。
しかし、エアコン内部の汚れが集中する場所はそれ以外にあります。
- ドレンパン(結露水受けトレー)の底面——スプレー液が流れ込んでも、奥まった形状のため洗浄液が隅まで届かず、残留した汚れが翌シーズン以降のカビ温床になります。
- シロッコファン(送風羽根)——フィン状の細かい羽根の間にこびりついたカビはスプレーでは落とせません。
- 熱交換器の深部——表面の汚れは取れても、フィン奥に詰まった詰まりは残ります。
大分市の温泉地帯特有の高湿度環境では、これらの「届かない箇所」が特に汚れやすいため、DIYでは表面上きれいになったように見えて内部は悪化している、というケースが多発します。
DIYによって起こりやすいトラブル3選
大分市内での施工経験をもとに、DIY後に多く見られるトラブルをご紹介します。
1. 洗浄スプレーの薬剤が残留して異臭が悪化する 市販スプレーは流し落とすためのすすぎ工程が不十分なまま終わることが多く、薬剤が内部に残留します。残留した薬剤と湿気が混ざり合い、使用時に酸っぱい刺激臭が発生します。温泉地帯の湿気が多い大分市では、この問題が特に顕著です。
2. ドレンパンに薬剤が滞留してカビが増殖する スプレーした洗浄液はドレンパンに落ちますが、完全に排出されないまま残ることがあります。この残留液が雑菌の培地となり、かえってカビの増殖を招いたケースを複数確認しています。
3. 電装部品への薬剤侵入による故障 エアコン内部には精密な電装基板があります。DIYスプレー時に液が飛散して基板に付着すると、動作不良や故障につながります。修理費用が洗浄費用を大幅に上回るケースもあります。
プロの分解洗浄が根本的に違う理由
プロが行う「分解洗浄」は、エアコンを壁から取り外し、シロッコファン・ドレンパン・熱交換器を一つひとつ分解したうえで高圧洗浄する工程です。
具体的には以下の手順で行います。
- 本体を養生シートで完全に養生し、室内への汚水飛散を防ぐ
- 外装パネル・フィルター・電装部品を丁寧に取り外す
- シロッコファンを取り外し、専用洗剤で浸け置き洗浄
- ドレンパンを取り外し、ブラシと高圧洗浄で細部まで洗浄
- 熱交換器に専用高圧洗浄機をあて、フィン奥の詰まりを除去
- 全てのパーツをすすいで乾燥させ、元通りに組み立てる
この工程により、DIYスプレーでは絶対に届かない内部の汚れ・カビを根こそぎ除去できます。
DIYが適しているのはどんな状況か
DIYが全否定されるわけではありません。以下の条件が全て揃う場合は、フィルター掃除と軽いスプレー洗浄を試みても問題は少ないといえます。
- 使用期間が1年未満で、明らかな臭いや汚れがない
- 温泉地帯・海沿いエリアではなく、湿気や塩分リスクが低い
- シロッコファンやドレンパンにカビの目視がない
逆に言えば、大分市内で2年以上洗浄していないエアコン、別府・由布・佐伯・臼杵エリアのエアコン、あるいは臭いや水漏れが気になるエアコンは、プロに任せることを強くおすすめします。
まとめ
市販スプレーでのDIY洗浄は、エアコン内部の「本当に汚れている場所」には届きません。大分市の温泉地帯の高湿度・硫黄成分・海岸沿いの塩分環境では、DIYで表面だけきれいにしてもカビの繁殖を止めることができず、場合によっては症状が悪化します。
根本から解決するには、シロッコファンとドレンパンを含めた分解洗浄が必要です。
大分市でエアコン洗浄をご検討の方は、まちのプロにお気軽にご相談ください。状態を拝見した上で最適な洗浄方法をご提案し、施工前後の写真でしっかりご確認いただけます。